サックス初心者からジャンプアップ!実践ロングトーン②音程編:音程を“合わせる力”を鍛える - サックス奏者【Juny-a(近藤 淳也)】

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サックス初心者からジャンプアップ!実践ロングトーン②音程編:音程を“合わせる力”を鍛える

さあ、今日もロングトーン実践編の第2弾です。

しっかり呼吸ができて、息をコントロールできるようになったら、次は実際のアンサンブルを想定して「音程を取る力」を鍛えていきます。

呼吸の話がまだの方はこちらの記事を見てね。

この「音程から逃げない」というのが本当に大事で、正しい音程を取ることと向き合うと驚くほどのたくさんの恩恵があります。

ズバリ、音程が正しくなると、音色も良くなります。

いい楽器であればあるほど、開発には必ずプロの演奏者が関わっています。プロが吹いて「なんじゃこりゃ」となるものを、天下のSELMERやYAMAHAのようなメーカーが世に出すことはありません。

つまり、ちゃんとした楽器で正しい音程が取れるようになるということは、開発に携わったようなプロの奏法に近づいているということです。これは実体験として強く感じています。

だからこそ、「ちゃんとした道具を使う」というのはとても大事です。

チューナー練習の落とし穴

音程練習といえばチューナー。今はアプリも豊富です。

ぼくは「Tunable」っていうアプリを使っています。おすすめ。

https://tunableapp.com

ただし、ここでありがちな失敗があります。

👉 チューナーを使って“0”を狙ってロングトーンする練習

意味がないわけではありませんが、それだけでは音程は良くなりません。


音程とは「相手との関係」で決まる

考えてみてください。

ロングトーンでいい音が鳴っていると気持ちいいですよね。でも、ピアノと合わせたときにピアノのドとサックスのドの音程がズレていたら、一気に気持ち悪くなります。

さらに例えば:

  • ドはピアノとぴったり合う
  • でもミは高い

サックスという楽器は鍵盤のようにキィを押して息を入れればいい音程がでる楽器ではないので、こういうことが平気でおきます。これがいろんな音で発生して、全体としては「上手に聞こえない」状態になります。

つまり音程とは、

👉 自分単体ではなく、相手との関係で成立するもの

だから吹奏楽やビッグバンドなどのアンサンブルでよく

「チューナー見てないで、周りを聞いて」

という”お叱り”が出てくるわけです。


では、チューナーは無意味なのか?

そうではありません。

特別な才能を持ち合わせた人以外

もともと持っている音感なんてものはとても曖昧です。

だから、チューナーという機械を頼りに

👉 聞いて、吹いて、体に覚え込ませる

これを繰り返すしかありません。

Juny-aが今も実践し続けている音程改善ロングトーン練習法

用意するもの

  • キーボード(オルガンやシンセなど、伸びる音)音が出る方がベター。ヘッドホンでもOK。
  • チューナー
  • 上記2つがなければ、前述した Tunableのような、シンセの音が出るチューナーアプリにイヤホンでも代用可。

※ピアノのように減衰する音は不向き


練習手順

  1. キーボードでCを鳴らし続ける
  2. その上でCメジャーの3音を吹く
    • C(1度)
    • E(長3度)
    • G(完全5度)
  3. チューナーを見て“0”に合わせる
  4. そのときの響きをしっかり覚える
  5. 歌う!(←めちゃ大事!)
  6. 次は音の頭から0の響きをイメージして吹く。

👉 全ての音域、12の調でこれを繰り返す。

※まずは平均律でOK(純正律は平均律のゼロを習得した後)


これを繰り返し繰り返し練習します。残念ながら近道はありません。ぼくは、いまだに全調で毎日やっています。少しサボれば、すぐに自分のチューニングはずれ始めます。

感覚を過信した時にある落とし穴

ここでまたぼくのしくじり話。

チューナーを見ないで自分の気持ちいい響きを聞いてやる落とし穴も話しておきます。

アルトサックスのような、メロディ楽器でとくにアンサンブルの中でメロディをとるときに、

「自分の音が正しく出ていてほしい」

という思いから、伴奏をぼんやり聞いて、自分の音に集中していると、自分の音がよく聞こえるように無意識にちょっと音程高くなっているところが気持ちいいってなりがちなんですよね。

これは、ぼくがはまってなかなか抜け出せなかった落とし穴です。

冷静に音楽全体を聞ければいいんですが、一生懸命演奏している時や、間違えられない本番では、感覚でやってるとどうしてもこうなります。これが気持ちいいって。だから、チューナー見ないと、サックスはおよそ高いです。針見て0ってなっても、針から目を外した瞬間、びゅんって右に振れます。で、その癖をわかってるから、逆にチューニングを抜いて、低くして、さらに上がらないようにって、低く吹いて、低くなりすぎる人もいます。

症状① 自分の音に集中しすぎる

特にメロディ楽器は、

👉 自分の音がよく聞こえる位置(=やや高め)

に無意識で寄りがちです。

結果:

  • 全体としてはピッチが高くなる

症状② 逆に低くしすぎる

「高くなる癖があるから」と、

👉 意図的に低く吹いてしまう

これもバランスを崩します。


じゃあどうすればいい?

答えはシンプルです。

👉 アンサンブルの中での“0の響き”を体に叩き込む

  • ベースを聞く
  • 和音を聞く
  • その中で音楽的に0な響きを知りイメージできるようになり、発音できるようになる

これを何度も繰り返すしかありません。

まとめ

繰り返します。

ぼくはずーっとこの練習をしています。それくらい、音程って気合い入れて向き合わなきゃよくなりません。

でも!!

向き合えば向き合うほど、とっても良くなって、アンサンブルするのも、メロディを吹くのもめちゃくちゃ楽しくなります。

シンプルなメロディに説得力が出て、他人とのハーモニーが気持ちよくてやめられなくなります。いままでの

「楽器って吹いているだけで楽しい」

から、

「いい音楽になるの気持ちいいいいい!!!!!」

ってなります。これまでとは、1つも2つも上の次元で音楽が楽しくなります。

  • 1日10分でいい
  • コツコツ続ける
  • 音程と音色に向き合う
  • 感覚を過信しないで、めんどくさがらずにキーボードとチューナーを使う。

確実にステージが上がります。

ローマは一日にしてならず。
焦らず少しずつ積み重ねていきましょうね!

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