【サックス初心者向け】ジャズアドリブができない人のための世界一優しい練習法part2-マイナーペンタトニック

Fマイナーペンタトニックスケール
前回は、FのブルースをFの音だけでアドリブするという
シンプルが極まる練習方法をやりました。
いよいよ今回は、Fマイナー・ペンタトニックスケールを1音ずつ増やしていくアドリブ練習をしていきます。
使う音は、
F – Ab – Bb – C – Eb
アルトサックスならレ・ファ・ソ・ラ・ド
テナーサックスなら、ソ・シ♭・ド・レ・ファ

5つです。
でも、焦って5音全部を使おうとしなくて大丈夫。
2音だけでアドリブの練習-FとA♭
まずはFだけ。
そしてFに慣れたらAbを足す。アルトはレとファ。テナーはソとシ♭
そんなふうに、一つずつ自分の言葉にしていきましょう。
大事なのは、
Fブルースの上で、その音がどんなふうにサウンドするのかを、じっくり味わうこと。
ただ指を動かすのではなく、
「この音はどんな気分?」
「次にどこへ行きたい?」
「どこに帰ってきたい?」
そんなふうに耳と心で感じてみてください。
そうやって、Fを吹いていると、
「次はAbに行きたいな」
と思うようになる。
そしてAbを吹いたら、
「やっぱりFに戻りたい!」
と感じるようになる。
その感覚が、とても大切なんです。
一気に音を増やすととたんに、心や耳よりも”頭’になってしまう。
だから、極力シンプルな音数で感覚を養いながら練習してください。
2音をじっくり味わえたら、Bb→C→Ebと1音ずつゆっくり焦らず増やしてください。
Fはお家(tonic)という感覚
イメージしてください。
Fがお家です。
F以外の音は、近所の公園だったり、友達の家だったり、少し遠くの街だったり。
Abへ遊びに行く。
Bbへ遊びに行く。
Cまで冒険する。
でも最後にFへ戻る。
すると、
「ああ、帰ってきた。」
そんな安心感が生まれます。
この感覚を音楽では「解決(Resolution)」と呼びます
音楽には、
不安定 → 安定
という流れがあります。
緊張した音から、落ち着く音へ。
旅に出て、家に帰ってくる。
アドリブが気持ちよく聞こえるのは、
難しい音を知っているからではありません。
その音が「家なのか、外なのか」を知っているからです。
だからまずは、
Fをお家にしてください。
そして、
他の音へ遊びに行く。
帰ってくる。
また遊びに行く。
その繰り返しの中で、
音の引力。
音の重力。
「帰ってきた!」
という感覚を、ぜひ味わってみてください。
それこそが、
ジャズアドリブの最初の一歩であり、
ずっと変わらない音楽の本質なのです。
そんなことを動画の後半で一緒に練習してみましょう!
